
仮想通貨といえばビットコインをよく聞くけど、イーサリアムとどうちがうの?
具体的に何が違うか教えてほしい。
こんな悩みを解決します。
✓本記事の内容
- ビットコインとイーサリアムの具体的な違いがわかる
- ビットコインとイーサリアムは全くの別もの
✓本記事の信頼性
この記事を書いている僕は元銀行員で投資経験は8年。仮想通貨経験は2年ほど。
日々の収集した情報と、自分自身の投資経験を元に発信していきます。
目次
ビットコインとイーサリアムの具体的な違い

ビットコインとイーサリアムの違いを表にすると以下のとおり。
ビットコイン | イーサリアム | |
スマートコントラクト | なし | あり |
上限枚数 | 2,100万枚 | 無制限 |
ブロック生成時間 | 約10分 | 約15秒 |
①スマートコントラクト機能の有無
- ビットコイン→「なし」
- イーサリアム→「あり」
ビットコインのブロックチェーンには「AさんがBさんに○○円送った」という取引の記録しか書き込めません。
一方でイーサリアムのブロックチェーンには取引の記録だけではなく、契約履行の自動機能(スマートコントラクト)を備えています。
かんたんに言うとスマートコントラクトとは自動販売機のようなもので、「ある条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」といった仕組みのことです。
この仕組みのおかげで人間が仲介しなくても契約を取り交わすことができます。
イーサリアムが「ワールドコンピューター」ともいわれるのはこのためです。
②上限枚数の違い
- ビットコイン:2,100万枚
- イーサリアム:無制限
ビットコインの発行上限枚数は2,100万枚とプログラムで決まってり、それ以上増えることはありません。そのため「金」のように希少価値を生むと考えられています。
イーサリアムは発行上限は定められていないので、ビットコインのような希少価値は生まれにくいと言えます。
③ブロック生成時間の違い
ビットコインをはじめとする仮想通貨はブロックチェーンにより成り立っており、「ブロック」と呼ばれる一定量の取引データが入ったかたまりをチェーンのようにつなげていきます。
このブロックを作る時間は仮想通貨ごとに異なります。
- ビットコイン:約10分
- イーサリアム:約15秒
ビットコインのブロック生成時間は約10分となります。
そのためビットコインで送金した場合、次のブロックが生成されるタイミングで送金が完了するため、最低10分以上はかかります。
イーサリアムのブロック生成時間は約15秒。ビットコインと比較すると処理速度はかなり速く、より実用的と言えます。
まとめ:ビットコインとイーサリアムは全く別もの

仮想通貨にはいろんな種類ありますが、それぞれが独自の目的をもって始まったものです。
上記で見てきたようにビットコインとイーサリアムについても開発の目的や特徴が異なる全くの別物です。
特にイーサリアムに関しては、スマートコントラクトを活かして、「NFT」や「Defi」などの分野にも展開されています。
この動きはビットコインしかなかった時代にはなかったもので、今後も期待される分野です。
今回はビットコインとイーサリアムについて解説しましたが、他にもまだまだ別の目的をもった仮想通貨が存在します。決済スピードや決済手数料が安いものや、異なるブロックチェーンをつなげるものなど、仮想通貨の目的は様々です。
今後はそういったアルトコインも解説していきますので、よかったらご覧ください。