✓この記事では、以下の疑問に答えます
- そもそもイーサリアムって?
- ビットコインとどう違うの?
- 将来的に伸びていくの?
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
- 1.イーサリアムの特徴
- 2.伸びていくと期待される活用分野【3選】
✓著者の経験
この記事を書いている僕は元銀行員で投資経験は8年。仮想通貨経験は1年ほど。
日々、仮想通貨の情報収集。仮想通貨投資についても包み隠さず発信するので皆様のお役にたてるかなと。
こういった僕が解説していきます。
目次
1.イーサリアムの特徴
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた契約条件が満たされると、自動的に契約を承認・実行されるシステムのこと。
この承認と実行をブロックチェーン上で行うので、以下のメリットがあります。
- 改ざんできない
- 仲介となる個人、企業がいらない
改ざんができない上、仲介者がいなくても信頼が担保されるため、お金の貸し借りにも利用されはじめています。
ビットコインは基本的には「いつ、だれが、だれに、いくら」という仮想通貨の取引情報だけをブロックチェーン上に刻みますが、イーサリアムは取引情報に加えて様々なアプリケーションプログラムを記録・実行可能ということです。可能性を感じますよね。
発行上限、半減期がない
ビットコインは発行上限枚数が2,100万枚と決まっている一方で、イーサリアムは発行上限がない仮想通貨です。法定通貨も発行上限がない通貨ですので同じですね。
またマイニングでもらえる報酬が半分になる時期を半減期というのですが、イーサリアムには半減期もないのでマイニングによる報酬が減少することもないです。
そのためマイナーにとっては今後マイニングを続けていくモチベーションになります。
これらの特徴から考えると、イーサリアムはビットコインと比較すると実用的ですよね。
なぜならスマートコントラクト機能により、今まで人々が日常的におこなう取引(契約)に影響を与えるから。
人や企業が介在して承認しなければ成り立たなかったものが、ブロックチェーンというプログラムに置き換わり、コストや時間が大きく削減されていきます。
例えば、銀行でのお金の預け入れや振り込みでも銀行に承認してもらわないといけないですよね。それがスマートコントラクトできてしまします。
実社会の仕組みを変える可能性を秘めていますよね。
2.伸びていくと期待される活用分野
その①:NFT
簡単に言うと、NFTとはデジタルデータに唯一無二の証明を与えること。
最近よく耳にするNFTもイーサリアムぼブロックチェーン上で取引されており、その取引額も年々増えてきています。
ネット上でコピーし放題だった「画像や音楽などのデータ」と、「それを所有している人」とをブロックチェーン上で紐つけることで所有権を証明することができるようになります。
そのため人気の画像は、一枚数千万円で取引されたりもしています。
このNFTの技術を利用し、将来的に不動産業界などのビジネスの分野で使われるのが常識になるかもしれません。
その②:DeFi(Decentralized Finance)
DeFiとは、分散型金融ともいい中央に管理者を必要とせず、スマートコントラクトを用いて運用される分散型の金融サービスのこと。
お金の貸し借りにスマートコントラクトが利用されているってことです。
これまでの銀行のような金融(中央集権的金融=伝統的金融)と対比して語られることが多いです。
これからの金融業界はDeFiが取って代わるといわれており、実際に昨年のDefiブームで僕もDeFiを知ることになりました。
またDeFiにおけるイーサリアムチェーンの預かり資産のシェアは70%といわれており減少傾向ですが、テラ(Terra)、バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)、アバランチ(Avalanche)、ソラナ(Solana)、ファントム(Fantom)、トロン(Tron)、ポリゴン(Polygon)などオルタナティブ(代替)ブロックチェーンが大きくシェアを伸ばしてきています。
このようにDeFi全体として近年かなり盛り上がってきており、これからもより多額のお金が流れくることで成長を続けていくでしょう。
その③:Dapps(ダップス)
ブロックチェーン上でスマートコントラクト機能を備えるアプリのこと。
次世代のアプリといわれており、DeFiと同じく分散型なので管理者もいないです。
管理者はいないですが、スマートコントラクト機能により、ブロックチェーンに履歴やデータを残しつつ透明性が高いサービスを提供できるので成り立っています。
2022年現在では、イーサリアムのブロックチェーンを使ったDappsが主流となっており、様々な分野で開発・リリースされています。
イーサリアムは、スマートコントラクトを実装しているということもあり、ビットコインと比較して、実用的で、将来的にも様々なものに活用されていくはずです。